茶碗・汁椀の作り方【ミニチュアフード】

今回は市販の型を使います。

使うのは、クレイジュエリー立体型の抹茶わんです。

こちら2つの大きさがありますが、今回使うのは小さいほう。

大きい方もラーメンのどんぶりに使えたりするので、使い道は多いです。

まずはスケールで必要分の粘土を取っていきましょう。

使用する粘土は石粉粘土、固まるとしっかり硬くなり、ヤスリで削ることもできます。

小さい方はスケールのDぐらいの量になります。

ちなみに、大きい方ならGぐらいの量です。

計った粘土は型に入れる前にしっかり練ってやわらかく(+温かく)しておくと、きれいに型が取れます。

よく練った粘土をくぼんだ側に置き、おおよその大きさになるまで押し付けて広げておきます。

反対側の型には、ベビーオイルを1滴垂らしておきましょう。

こうすることで、型を粘土から外す際に、粘土が両方にくっついて変な形になるのを防ぐことができます。

ベビーオイルを塗った型を、粘土を乗せた型に重ねて、粘土を広げていきます。

粘土をできるだけ均等に広げておいて、出っ張った方の型の先っぽが、粘土の中心に来るようにするとキレイな形になります。

様子を見ながら上から押したり、横から押したりして、粘土の厚さが均一になるように形成していきます。

左右からの力が強すぎると、仕上がりの丸みがなくなるので注意(四角い感じになります)

しっかり均等に粘土を伸ばせたら、型を片方外します。

ベビーオイルをつけた側がツルンとはずれると思います。

外す時はできるだけまっすぐ上に持ち上げるようにすると崩れにくいです。

ここで形が崩れたらやり直しましょう。

この状態で乾かします。

粘土が乾いたら、ヤスリをかけて形を整えていきましょう。

#200～400くらいの紙やすりを3cm角くらいにカットして、少しカーブさせた状態で粘土をこするように形を作っていきます。

バリをしっかりとって、上から見てまんまるになるように、また、厚さもできるだけ均一になるように削っていきましょう。

フチの部分は棒ヤスリの方が削りやすいと思います。

おおよその形ができたら続いて、ウエットティッシュの出番です。

もっと細かい目のやすりで削っても良いのですが、石粉粘土は水を付けると柔らかくなるので、ウェットティッシュで優しくこするといい感じにツルツルになります。

全体が滑らかになるように優しくなでるように削っていきましょう。

湿らせすぎると変形しやすくなるので注意

ウェットティッシュを使うと粘土はうっすら湿った状態になるので、色を付けたりニスを塗る前にしっかり乾かしましょう。

お皿を塗ったり模様を付けたりしましょう。

ここでは茶碗は淡いオレンジと青、汁椀は外は赤、中は黒で塗っていきます。

鉄砲串に両面テープを張って、お皿を裏返すように置いて固定します。

この状態で色を塗っていきましょう。

石粉粘土は水に溶けるので、水分の多すぎる筆で何度もなぞると跡がつくので注意です。

片面を塗ったら乾くまで少し待ちます。

この間に絵の具が乾いてしまうと次が塗れないので、乾かないように軽くカバーをしておくとよいです。

お皿の絵の具が乾いたら、お皿をひっくり返して、内側を塗りましょう。

仕上げにニス等を塗ってツヤツヤにしましょう。

いくつか方法があるのでちょっと紹介します。

①光沢ニスを塗る

一番ピカピカになりますが、ムラができやすい。安い。

②レジンを塗って硬化

サラサラになるようにレジンを温めて塗ると、均一になりやすい。
硬化ライトがいるのが初心者にはネックかも。
仕上げ材があるとなお良し

③トップコート

スプレーなので、均一になるし、塗るのも楽
コストが一番高くなりがち、ピカピカ度合いは一番少ないかも

以上で茶碗と汁椀の完成です！

やすりがけの段階で上半分を削り取って小鉢にもできたりますが、それはまた書こうと思います。

それでは、またお会いしましょう！